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用語集

このサイトに出てくる数値とラベルの意味をまとめました。火山爆発指数、噴火年代の決め方、プレート境界、火山の型。

火山爆発指数 (VEI)

VEI は噴火の規模を 0 から 8 で表します。対数目盛なので、1 段階上がるごとに噴出物の量がおよそ 10 倍になります。1982 年に Newhall と Self が提案し、Global Volcanism Program は記録が許す噴火に値を付けています。このサイトで VEI ? と表示されるものは値が付いていない噴火で、多くは堆積物からのみ知られています。

火山爆発指数 (VEI)
VEI噴出物量噴煙柱高度例
VEI 0< 10⁴ m³< 100 mキラウエアイキ火口 2024
VEI 110⁴ – 10⁶ m³100 m – 1 kmホワイト島 2025
VEI 210⁶ – 10⁷ m³1 – 5 kmエトナ火山 2022
VEI 310⁷ – 10⁸ m³3 – 15 kmネバドデルルイス火山 1985
VEI 410⁸ – 10⁹ m³10 – 25 kmエイヤフィヤトラヨークトル 2010
VEI 51 – 10 km³> 25 kmセント・ヘレンズ山 1980
VEI 610 – 100 km³> 25 kmピナトゥボ山 1991
VEI 7100 – 1000 km³> 25 kmタンボラ山 1812–1815
VEI 8≥ 1000 km³> 25 kmこのカタログには該当なし

体積は火山灰・軽石・岩塊といった破片物質だけを数え、溶岩流は数えません。大量の溶岩を流すキラウエアが VEI 0 なのはそのためです。このカタログは最近 11,700 年、すなわち完新世を対象としており、VEI 8 の噴火は含まれていません — 直近の VEI 8 はそれよりはるかに古い時代のものです。

噴火年代の決め方

多くの噴火記録には、その年代をどう決めたかが添えられています。このサイトはその方法を 4 つの等級に分け、噴火ごとにバッジで示します。

観測記録
噴火の最中に人または装置が記録した場合です — 目撃報告、地震計、水中聴音機、衛星。年代がもっとも正確です。
歴史記録
直接の観測ではなく文献記録から知られる場合です。年は概ね信頼できますが、月日はそうでないことが多くあります。
地質学的推定
堆積物から年代を推定した場合です — 放射性炭素、テフラ層、年輪、氷床コア、湖の年縞。誤差は数年から数百年に及びます。
根拠の記載なし
Global Volcanism Program が年代の判定方法を記していない、あるいは不確実だとしている場合です。年代はカタログにありますが、どう求めたかは分からないため推定値として読んでください。

プレート境界

火山の多くはプレートの縁の近くにあります。地図では Bird (2003) PB2002 のプレート境界を表示でき、種類ごとに色と線の形が異なります。

収束 (沈み込み / 衝突)
2 枚のプレートが近づき、一方が他方の下に沈み込みます。一緒に引き込まれた水が上のマントルの融点を下げるため、ここにできる火山弧はたいてい爆発的です。太平洋の環火山帯はこの境界に沿っています。
発散 (海嶺 / 地溝)
2 枚のプレートが離れ、その隙間にマントルが上昇します。噴火はほとんどが流動性の高い玄武岩質です。そのほぼすべては海底で起こり、アイスランドは海面上に現れた数少ない区間です。
トランスフォーム
2 枚のプレートが互いにすれ違います。マグマがほとんどできないため、この境界に火山は稀です。

火山の型

GVP の主火山型は、何を噴出するかではなく、火山体がどのような形に積み上がっているかを表します。

成層火山Stratovolcano
1 つの火口で噴火が繰り返され、溶岩と破片が層をなして積み上がった急な円錐です。このカタログでもっとも多い型です。
火山原Volcanic field
中央にそびえる山が 1 つあるのではなく、小さな火口が広い範囲に散らばる形です。1 つの火口はふつう一度しか噴火しません。
楯状火山Shield volcano
流動性の高い溶岩が遠くまで流れてから固まってできた、広くなだらかなドームです。
カルデラCaldera
噴火で空になったマグマだまりの上に地表が陥没してできた大きな凹地です。もとあった火山体よりはるかに広いことが多くあります。
複成火山Complex volcano
種類の異なる火口や火山体を 2 つ以上まとめて 1 つの火山として扱う場合です。
複合火山Compound volcano
1 つの火山体に複数の頂や丘がある場合です。
割れ目火口Fissure vent
1 点からではなく、割れ目に沿って細長く噴火する形です。
火砕丘Pyroclastic cone
火口のまわりに砕けた噴出物が積もってできた小さく急な円錐です。スコリア丘とも呼ばれます。
溶岩ドームLava dome
粘りが強くて流れ去れない溶岩が火口の上にそのまま盛り上がった丘です。崩れて火砕流を起こすことがあります。
溶岩円錐丘Lava cone
火口の近くに積み上がるほど粘性の高い溶岩でできた円錐です。
マールMaar
マグマが地下水と出会って起きた水蒸気爆発が、周囲の地表より低く掘り込んだ広く浅い火口です。湖になっていることが多くあります。
凝灰岩円錐丘Tuff cone
水がかかわる水蒸気爆発で火山灰が積もってできた急な円錐です。
タフリングTuff ring
凝灰岩円錐丘と同じ種類の噴火でできますが、火山灰がより低く広く飛び散って環状になったものです。
火口列Crater rows
割れ目に沿って火口が列をなして並んだ形です。
爆発火口Explosion crater
火山体がほとんど残らず、爆発でえぐられた火口だけがある形です。
円錐火山Cone
円錐形ですが、GVP がそれ以上細かく分類していない火山体です。
種類不明Unknown
GVP に型が記録されていない火山です。